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TVで現代アート 📺

2021-02-01

院長ブログ

上州名物『からっ風』は今年も大いに威力発揮

2つの素敵なTV番組に出会えました

空海

『弘法も筆の誤り』でご存知の空海(弘法大使)が、
開いた高野山金剛峯寺の襖絵の話でした
今まで何も描かれていなかった2つの間の襖絵を、
日本画家:千住博さんが数年をかけ完成させました
思い通りの和紙を選ぶ作業に始まり、
空海の教えに迫りながら、描くべき題材を模索し、
代表的な『崖』と『滝』を選び制作にかかります
「ここに木を描いてくれと絵が語ってくる」と、
暗闇に差す一条の光のような言葉に驚きます

高野山
 
出来上がった絵は京都の表具師に送られて、
寸分の狂いなく襖に納められて完成となります
特にこだわり続けた『滝』の襖絵の奥に、
空海の仏像があるのを知り、驚き喜ぶ千住さんは、
達成感に満ち溢れた素晴らしい表情でした、最高
録画した番組をこれから何度も見るでしょう
僕が軽井沢の千住博美術館に通い始めてもう6年、
映像ではなく本物に会いに行ってみます
お土産はいつもの浅野屋のパンで決まりです🍞

もう一つの番組はこれです

雪舟

現代美術家の李禹煥(リー・ウファン)さんが、
『雪舟』の水墨画について熱く語ってくれました。
全長16mにも及ぶ大作『四季山水図巻』は、
雪舟が67歳で手掛けた作品で圧倒的な迫力です
ブログでは細かな絵の解釈は省きますが、
一枚一枚の作品に対する李さんの解釈を伺うと、
「本物が見てみた~い」と心拍数が上がります
瀬戸内海:直島の李禹煥美術館を思い出しました

2018直島

「よし、行ってみよう」と直島に向かったのが、
2018年9月で、自転車に乗って島をめぐり、
海風と太陽と汗を感じながらの心地よい旅でした。
後日、版画も買いました(ブログ2018-9-26、11-10)
写真は砂利の庭に鉄板と石を配した屋外展示で、
見る角度によって印象も変わりました、不思議
フランスベルサイユ宮殿に大きなアーチを造られ、
たくさんの観光客を楽しませているとのことで、
「僕もいつかは、」と脳細胞にビシッと記録完了

ベルサイユ宮殿

千住博、空海、李禹煥、雪舟、、短い時間で、
自分の心に予想以上の収穫がありました、感謝
『森羅万象は点から始まって点に帰る』
時間はどんどん過ぎていきますし、
コロナで不安定な社会情勢だからこそ、
自分の立脚する初心をもう一度見つめ直して、
生まれ変わった気持ちで2021年を過ごします

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